新生PIグループが2015年度「ポーター賞」を
受賞しました。
首都圏の中堅・中小企業特化。
創業支援から事業再生まで、
企業のライフサイクルに応じた幅広い支援
新生PIグループについては、首都圏の中堅・中小企業に特化し、成長企業への出資を含めた経営支援、安定期にある企業オーナーの交代、要再生企業への債権投資など、創業支援から事業再生まで、企業のライフサイクルに応じた幅広い支援を長期的な視点で提供している点が評価されました。さらに、中堅・中小企業対象の投資銀行業務に最適な人的資源管理の仕組みがユニークなサービスを支え、競合他社との明確な差別化に成功したとの評価を受けました。
ポーター賞授賞式に出席しました
2015年度ポーター賞を受賞した新生PIグループが、12月1日に一橋大学学術総合センター内の一橋講堂で開催された「競争力カンファレンス2015」内で行われたポーター賞授賞式に出席いたしました。
カンファレンスは、一橋大学の一條和生教授の開会挨拶で始まりました。続いて、スポンサー企業であるPwC Japanおよび三菱UFJモルガン・スタンレー証券からのご挨拶の後、ポーター賞の由来となっているハーバード大学のマイケル・E・ポーター教授からの今年度受賞企業へのお祝いのビデオメッセージが放映され、受賞企業の今後の成長への更なる期待が述べられました。
メインイベントとなった受賞企業への表彰式では、本年度受賞企業4社の一つとして、新生PIグループ代表の小座野が登壇し、記念品の旗を頂くと共に、ポーター賞運営委員である一橋大学大学院の楠木建教授との対談形式で、新生PIグループの戦略についての説明を行いました。
その中で、新生PIグループが、(1)さまざまなステージの企業を対象としている点、(2)投資・エグジット双方において、企業にとってそれらが必要となるタイミングまで待つことができる点、(3)そのために、手間を掛けて企業とコミュニケーションを取っている点、(4)このような戦略を支える人事システム(フラットな組織やチームプレイに対する評価制度)を挙げ、顧客本意の投資スタイルを築いていることが説明されました。楠木教授からは、「Different」よりも「Better」であること(例えば、「どちらの方が取り組みが早い」等)で競争しがちな金融業界において、稀に見るユニークな取り組みをするグループとして感銘を受けた、とのコメントを頂きました。
カンファレンスの最後に、一橋大学の菅野寛教授が、受賞企業の「元気」が社会に伝播して日本の企業全体が元気になることを願って賞を運営していることを述べられ、カンファレンスが閉会となりました。
新生PIグループの戦略の詳細についてはこちらのレポートをご参照ください。一橋ビジネスレビューの2016年春号においてもケーススタディとして紹介される予定です。
ポーター賞について
ポーター賞とは
製品、プロセス、経営手腕においてイノベーションを起こし、 これを土台として独自性がある戦略を実行し、その結果として業界において高い収益性を達成・維持している企業を表彰するもので、一橋大学大学院国際企業戦略研究科が運営しています。2001年7月に創設され、賞の名前は、競争戦略論の第一人者であり、長年にわたり日本企業に関心を寄せたハーバード大学のマイケル・E・ポーター教授に由来します。
ポーター賞は他の賞と何が違うのか
ポーター賞は、独自性のある戦略によって競合他社との差別化に成功し、その結果高い収益をあげている日本企業や事業部に贈られます。
戦略の本質は他者と違うことをすることです。したがって、製品やプロセス、マネジメント手法におけるイノベーションを起こすことによって独自性のある価値を提供し、その業界におけるユニークな方法で競争することを意図的に選択した企業や事業を評価します。 戦略とイノベーションにのみ注目している点が、日本にある他の多くの賞との違いです。